羽ばたくポエム & 難病と共に

今まで書き綴った鷹のポエム  &  難病との付き合い  

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【愚かと病気】

心中は、いつも「死と生」の、はざまに立っている。


自分がこんな病気でなかったら 人生は大きく変わっていっただろう
不自由でも歩けていたら 人生は大きく変わっていっただろう


こんな病気は誰もなりたくないものである
何故こんな病気があるのだろう 何故こんなに苦しまなければならないのだろう


自分の病気の苦しさに何度も死んでしまいたいと考えてしまうことがつきまとう
自分の不自由さに いろんなことが頭に入るたびに 精神的に自分を追い込み死を思い描いてしまう


自分をどんどん追い込み何も考えられず 知らず知らずに死ぬことを思い浮かべしまう
相手の辛さを知るたびに 心は死ねば何もかもが楽になると思うようになる


好きな相手が苦しめば苦しむほど 自分の病気が追い討ちをかけて
相手の気持ちも考えず 思いを越えて死の言葉を使ってしまう


精神的に自分をコントロールできなくなり 死を連想して表に表してしまう
病気を抱えた心はみにくいものしか思い付かなくなり バカなことしか考えない


思い遣りも 優しさも 無になることも頭に浮かばずしてしまう
相手に脅威になることも 傷つけることも頭に浮かばずしてしまう
悲しい人間の弱さであろう
愚かな人間の弱さであろう
残るは心の後悔の念しか残らない


(難病と共に生きるより)